人生前半のサポートを手厚くー若者の就労支援ー
市議候補の中尾のぶ子の選挙戦も折り返しとなりました。新学期もスタートし、新しい学校生活に期待に満ちている子どもたちも多いことでしょう。しかし、その一方で貧困の連鎖、教育格差の問題に直面する子どもたちもいます。
子ども・若者の貧困や就労困難が社会問題として認識され、2014年8月には「子供の貧困対策に関する大綱」が閣議決定され、基本的な方針には「学校を子どもの貧困対策のプラットフォームと位置づけ総合的な支援を行なう」ことも明記されました。
横浜市の中退者(中学/高校/大学)と中退者以外における就業状況比較によりますと、中退者の正社員率は25%であるのに対し、それ以外の回答者の38.3%が正社員となっています。そして、中退者群で最も多いのは、パートタイム・アルバイト従事者の割合です。また、無職の割合も高い傾向にあります。
国の調査によると、生活保護世帯で育つ子どもたちの高卒就業率は46.1%と低く、高校中退率は普通家庭の子どもよりも高くなっています。
早い時期から継続した学習支援や日常的な生活支援を行なうとともに地域とつながり、見守られることは彼らの将来に有効な取組みになると考えられます。地域の様々な社会資源にある潜在的な力をもっと活用できるような仕組みが必要です。
自治体として教育・福祉・労働など分断された制度や仕組みに横串を通し、包括的な支援に取組むことが必要だと、中尾のぶ子は提案します。