参院選、市長選の結果から

7月20日の参議院選挙では、当会が推薦した牧山ひろえさんがトップ当選を勝ち取り、8月3日の横浜市長選挙では、当会が支持した山中市長が再選されました。
良い結果が続いて少しホッとするところもありますが、いつも言われていることで「選挙は通過点」、そして、推薦(支持)した責任が問われるのもこれからです。
ローカルパーティが地域にとどまらず、国政治へできる限りの影響力を行使していくという方針のもとに当会は、毎回候補予定者から依頼があれば、協議の上で「政治契約」が合意できた段階で、推薦(支持)をしています。
国政治への影響力の行使という方針は、最初から一貫して掲げています。日本は、あまりにも中央集権であり、地方分権が一気に進むかに動いていた30年近い前の「地方分権一括法」が成立した状況が嘘のようで、否応なく行使せざるをえません。
今回の参議院選挙では、排外的な政策を掲げた政党が伸びました。毎日の生活に大きな不安を抱えている人々、将来に何の期待も持つことができない状況に追いやられた人々がある種の「うらみツラミ」を日本人以外の人々にぶつけているように思われます。自分たちの生活に目を向けようとしていない、既成政党に見捨てられていると強く感じている人々に期待されたとも言われています。
介護保険でヘルパーの基本報酬が下げられた経緯を一つとっても、「弱者は切り捨てられている」と思ってしまいます。コロナ禍のときには「エッセンシャルワーカー」と持ち上げていながら・・・・。
「誰かのせいにして、その人達がいなくなれば不安はなくなる、安心した生活になる」とならないことは自明です。しかし、選挙結果は厳然たる事実です。
多くの人々は、既成政党と認識された国政党・野党が「生活の現場からの不安と問題提起と提案」を真摯に受け止めて、本気で政権を取りにくという迫力があるとは捉えることができませんでした。
それでも、毎日の生活は地域であり、足元です。私達が一貫して掲げている「生活は政治」「それって政治」だからこそ、ローカルパーティとして地域で活動を続けています。