介護保険制度の崩壊ストップ!緊急アクション 「国会に届けよう!緊急集会」

 

・・・先に報告した署名活動と連携したアクションです

 

10月28日、衆議院第一議員会館の大会議室で「介護保険制度の崩壊ストップ緊急アクション」の集会が、200人近い参加者を集めて開催されました。

介護保険次期改定の内容が固まる前に声を上げようと、先に報告した「介護保険制度の改定に対する国への要望書」署名活動を展開している団体に加えて、今回は、横浜ユニット連絡会の呼びかけで開催され、呼びかけに応じた国会議員約20人が参加しました。

 

その中で、当事者である78歳の女性(要介護1、東村山市在住)のkさんが、呼吸系の難病を抱え、体重は25㎏しかない状態で、現在の生活援助とデイサービスが減らされたら、生命が維持できないと切々と訴えました。他にも、国会までは行くことはできないがという4人の当事者の方がご自宅での様子も含めたビデオで、サービスが減らされると、自宅で暮らしていけないと訴えました。

 

更に、神奈川県に住む介護者家族の深刻な事例として、北海道の両親の介護(要介護1と2)のために、夫が離職し、実家に住み3年半。利用しているデイサービスが減らされると、両親の状況が悪化するのでは、と不安が大きくなっていると訴えました。

 

ケアマネジャーからは、プラン作成の有料化により、相談の入り口を狭めることにつながるとの訴えがありました。小規模デイサービス事業者からは、要介護度1.2のデイサービスが、介護保険から切り離され、自治体の事業になると、介護報酬が低くなることに繋がり、経営が厳しくなり廃業する事業所も出てくる、地域とのつながりが深い小規模事業所の減少は、地域福祉の豊かさの減少でもあると訴えました。

 

その後、厚生労働省、財務省の担当者に当日までの署名22,571筆を添えて、要望書を提出しました。なお、署名は11月20日まで継続して行っています。